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分数の攻略_5

分数の攻略_5
目次

◎大きさを比(くら)べるときに使(つか)う分数

このサイトは、大人と子どもが一緒に見てくださることを想定して、書いておりますので、
子どもにとって必要のない、大人向けの文章が混じってしまいます。
そこで、今回以降は大人向けの文章を灰色にして記載することにいたします。
その点をご了承の上、読み進めてくださいますようお願いいたします。

今回の内容はとても重要です。なぜなら、後々「割合」について学ぶ際の基礎感覚を養っておく内容だからです。
今まで、子どもは二つの物を比べる時、差(引き算)を使っていました。
たとえば、兄の身長は自分と比べて7cm高い
前回のテストの点数と今回のテストの点数を比べると15点あがった
という感じです。

今回は、色んな動物の体重を比べるのに、その違いを〇kg重いとかの差を使うのではなく、
「何分の1」「何倍」 という、今まで習っていない、新しい比べ方を使いますので、
子どもが戸惑うことのないよう、大人はその点に留意して教える必要があるかと思います。

・色んな動物の体重をはかってみると、下に書いたとおりでした。

今までは、体重を比(くら)べる時、パンダの体重はアザラシより20kg重い、という比べ方をしていました。
今日は、今までとは違う新しい比べ方を学びます。
それは、分数を使う比べ方です。

では、下のクイズに挑戦(ちょうせん)してみてください。

Q1.パンダの体重の $\large\frac{1}{4}$ は、どの動物の体重と同じでしょうか
  ア:アザラシ   イ:ペンギン    ウ:サル

Q2.アザラシの体重の $\large\frac{1}{4}$ は、どの動物の体重と同じでしょうか
  ア:パンダ   イ:ペンギン    ウ:サル

{ヒント: $\large\frac{1}{4}$ というのは、半分の半分(4等分したあとの1つ分)でしたね}

今までは、
「ペンギンの体重は、パンダの体重より60kg軽(かる)い」という言い方で比べていましたが、
これからは、
「ペンギンの体重は、パンダの体重の $\large\frac{1}{4}$ です」という言い方で比べることもできますね。
 こんな感じです。

Q3.では、次の(   )に入る数字は何でしょう?

コアラの体重は、パンダの体重(80kg)の $\large\frac{1}{8}$ です。
ということは、コアラの体重は(  )kgですね。

{ヒント: $\large\frac{1}{8}$ というのは、8等分したあとの1つ分でしたね。
 パンダの体重80kgを8等分(8つに等しく分けること)すると・・・}

(重要ポイント)
$\large\frac{1}{4}$ のような分数を見たら、何の $\large\frac{1}{4}$ なのかを気にするようにしましょう。

正解できた人は、次のクイズに挑戦。

Q4.サルの体重(15kg)は、おじさんの体重の $\large\frac{1}{5}$ でした。
  おじさんの体重は何kgでしょうか?
 (ヒント: $\large\frac{1}{5}$ というのは、おじさんの体重を5等分したあとの1つ分のことです。
  その1つ分が15kgということですね)


(重要ポイント)
※もとの体重を知りたいとき、もとの体重の $\large\frac{1}{5}$ ということから、その逆の5倍をすれば分かる。

今回は、二つのものの大きさを比べる時の、新しい比べ方を学びました。
周りにある2つのものを比べて、色んな言い方をしてみましょう。
出来るだけたくさん、比べられるといいですよ。
たとえば、
「ぼくの身長は、あの木の高さの $\large\frac{1}{10}$ くらいです」
とかね。
それとね、逆も言えるともっと素晴らしいよ。
もし、
消しゴムの長さが、鉛筆の長さの $\large\frac{1}{6}$ だったら、
その逆を
鉛筆の長さは、消しゴムの長さの6倍です。
と言うことができるよね。

おまけとして、ここだけの秘密の言葉があるよ。それはね、大人の女性に
「お姉さんの顔の長さは、身長の $\large\frac{1}{8}$ くらいかな」って言ったら、
お姉さん、きっと喜ぶよ。
なぜなら、
八頭身という言葉があって、頭が8つあるお化けのことではなくて、
顔の長さが身長の $\large\frac{1}{8}$ になっている人のことで、
八頭身美人という言葉もあるくらいだからね。
(^^♪


今回は、算数・数学を苦手に追い込む二大テーマ、
「分数」と「割合」の共通部分のお話でした。
毎日の暮らしの中で、2つのものを比べて、〇分の1、〇倍という言葉が、
頻繁に口をついてでてくるように、ぜひ導いてあげてください。
この感覚を3年生の内に、しっかりと実感し、体得しておいていただくと、
その後の算数・数学をかなりスムーズに攻略できるようになります。

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。いつものように、ご意見・ご感想・シェアなどをいただけるとありがたいです。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。


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この記事を書いた人

 「ナッシー」です。
 算数・数学が苦手な子どもに優しく寄り添い、算数・数学っておもしろいと感じて欲しい。更にはその輪を広げることを使命として生きたいと思っています。
 オンライン家庭教師や県から委託されている学習支援事業の教室責任者として、 いつも子どもたちの笑顔や「楽しい」という言葉から元気をもらっています。
(^_^)/
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